深海に生きる生き物達

kobito
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出展

世界最小のサメ-オオメコビトザメ

大きく円らな瞳でその体長は30cmにも満たず、可愛らしい見た目だが、
れっきとしたサメの仲間で、世界最小のサメと呼ばれています、
主に小魚やイカを捕食して生活しているが、小柄な為他の捕食者に狙われることも多い、
彼らはお腹に発光する器官をもっていて、これを利用して自分を影を消して、
海の底から自分を狙う捕食者から身を守っているのである、
サメであるが、おとなしくて臆病な動物だ。

ヒモ生活とその末路-オニアンコウ

オニアンコウのオスの一生は壮絶なものです、オスは身体のサイズがメスの半分から5分の1程度しかなく、
アンコウ特有のルアーの様な突起も持っていない、エサが摂れるのはメスだけで、
オスは自分でエサを摂ることことさえ出来ない、そんなオスはメスを見つけると、
自身の歯でメスの身体にかじり付き、食いついたらもう離さない、文字通り死ぬまでメスを離さないのである、
メスにありつけなかったオスは、ただただ餓死するだけなのでオス達は必死だ。

そしていずれオスとメスの血管がつながり、栄養も酸素もメスから貰うようになる、
オスはメスの身体に張り付くだけなので、実生活のことは何もしない完全なるヒモ生活、
最終的に彼らはメスに精子を渡すだけの種付けマシンと化してしまう、
しかしオスはその後悲惨な末路を辿ることになる、精子を渡して役目を終えたオス達は、
内臓や脳も萎縮し、完全にメスに吸収されてただのイボに成り下がってしまう。

完全にメスに取り込まれてしまった彼らは、萎縮した脳で何を思うのだろうか・・・
 

死体を使って子育て-オオタルマワシ

死体を使って子育てする、何だかホラー映画を思わせるフレーズですが、
深海に住むオオタルマワシは他の生物の死体を使って子育てをします、
オオタルマワシはクラゲの類を襲い、仕留めた後に大きな樽の様な形に加工します、
中はオオタルマワシが入れる程度の空洞があり、この中に卵を産み付けて子育てをします。
孵化した子ども達は、親が作った樽の中を住処、兼食料庫として成長していきます。
 

成長ともにメスに成熟するオス-オオヨコエソ

ooyoko
出展
体長は10cm~15cmと小柄な身体をもつオオヨコエソ、
彼らの特徴は成長に伴って、性別を転換することです、
オオヨコエソは一年に一度5000個もの卵を産みますが、
若くて身体が小さいうちは大量の卵を産む力が無いので、
オスとして生き、大きな身体のメスを探して繁殖を依頼するのだ、
やがて自分の身体が大きくなり、卵を産めるだけの体力が付いてきたら、
若かったオスはメスへと変貌し、今度は自分がオスの依頼を受けて産卵するのである。
 

深海に生きる生き物達まとめ

今回は深海に生きる動物達を紹介しましたが、如何だったでしょうか、
変わり者の多い深海魚ですが、深海という過酷な環境で生きるためには、
自身も大きく身体を変貌させなければ生きて行けなかったのでしょう、
世の中には例えば歪な環境で育った方もいらっしゃいます、
彼らは深海生物と同様に自らを大きく変貌させなければ、
全うに生きていくことが出来なかったのです、
普通の環境に来ると彼らの行動は滑稽にも見えるかもしれませんが、
それは彼らが過酷な環境を生きてきた証でもあります、
過酷な環境で生きる彼らを嘲笑することは決して出来ないはずなのです。


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