自然界の子育て戦術

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撮影者:Noodle snacks

ヒトの子育ては大変

子育て、一見甘い響きのするこの言葉、その実態は多くの労力とストレスのかかる重労働、
時に我が子に対して時には目を覆いたくなるような、凄惨な仕打ちをする親がニュースで報道され、
いかに子育てが大変なものであるかを物語っていると思います、
では自然界の野生動物達も同じ苦労をしているのでしょうか?
実は自然界には楽して子育てをする野生動物達が沢山います。

自然界のイクメン タツノオトシゴ

ヒトの社会では子育ては女性が中心になっている家庭が多いと思います、
自然界でも子育てはメスが行う種が多いですが、中にはオスが中心に行う種もいます、
その一つがタツノオトシゴです、タツノオトシゴのオスが育児嚢という器官を持っています、
ここにメスから卵を預かり、卵が孵化して一人前になるまで、
自らのお腹の中で大切に守りながら子育てしていくのです、
子がある程度大きくなると、オスはお腹の中の子ども達を出産します、
この時産道に子どもが詰まって、オスと子両方が死んでしまうこともあるそうです、
タツノオトシゴ界ではオスがお腹を痛めて子を出産するのです。

自然界の育児放棄人 マンボウ

自然界にはそもそも子育てをしないという動物も沢山います、
その代表的な動物はマンボウで、マンボウは一度に3億個もの卵を産むことでも有名ですね、
さて卵を産んだ後、どうするかというと生みっぱなしで親は全く何もしません、
何にも守られずにただただ漂う卵がどうなるかというと当然、
その殆どは他の魚に食べられてしまい、多くの卵は孵化させ出来ぬまま一生に幕を閉じます、
でも一部の卵は無事に孵化し、大人から何一つ教わらなくても、
たった一人で立派に成長する個体もいるのです。

他者に子育てを丸投げ 托卵による子育て

鳴き声に美しいカッコウやホトトギス、この野鳥は托卵をすることで有名です、
托卵というのは他の鳥の巣にある卵を自分の卵をすり替え、
子育てを丸投げして、他の鳥に代わりにやってもらうという、
世の子どもを持つお母様方から数多のバッシングを受けそうな驚愕の子育て方法です。

カッコウの雛は他の鳥の雛よりも卵から孵化するのが早く、
他の鳥の卵が孵化する前に、巣に存在する卵を全て外に押し出して割ってしまいます、
こうしてカッコウは他の鳥の世話を一身に受け、成長したら何も言わずに去ってゆくのです。
カッコウの母と子のコンビネーションで他の鳥を騙して子育てさせてますが、
それの努力を普通に子育てへ向けることは出来ないのでしょうかね・・・

自然界の子育て戦術まとめ

自然界の親達の個性的な子育ての数々いかがだったでしょうか?
自然界の子ども達は、親が必ずしも付きっ切りにならなくても、
立派に育ってくれる種類も沢山いるのです、
ヒトの世で起こる凄惨な事件のきっかけの多くは、
子育てに思い詰め過ぎたことから起こっていると私は思います、
ヒトの子育てもここまで極端になる必要は無いと思いますが、
時には旦那や両親、ベビーシッターに子どもを預けて、
リフレッシュしに行ってもバチは当らないと思うのです。


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