食べるだけじゃ終わらない ウナギの持つ恐るべきパワー

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今年の土曜の丑の日こそはウナギを食べようとは思ったものの、
値段が高くて、結局手が出なかった筆者です、
ウナギと言えばやはり食べ物の話題が上がることが多いですが、
このウナギ、実は私達の知らない、恐るべきパワーが秘められています、
今回はそんなウナギの持つ素晴らしい特徴についてご紹介します。
 

一生で総計1万キロ以上を泳ぐマラソンランナー

ウナギを食べるとスタミナが付くとよく言われますが、
そのスタミナの源はウナギ自身のライフスタイルにあります、
ウナギは一生の中で約1万キロ以上の距離を泳ぐと言われていて、
泳ぐフィールドは淡水の川・海水の海問わず、時には陸をも遡る豪快さ、
トライアストン選手も真っ青なハードワークぶりです。
 
ウナギは泳ぐときに身体をくねらせて水中を泳ぎます、
泳ぎ方、瞬発力こそありませんが、身体が疲れにくく、
長距離を泳ぐウナギには最適な泳ぎ方なのです。
 

海、川、陸でも生きれるタフなやつ

ウナギの身体全体はヌメヌメした粘液で覆われています、
ウナギはこの粘液によって、海水でも淡水でも生活可能な器用な体質を手に入れました、
呼吸の半分以上を皮膚呼吸に頼っているので、海、川だけでなく、水のない陸上でも呼吸が可能で
短い時間であれば、地上でも行動することが出来るのです。
 

ウナギの嗅覚は犬以上!?

ウナギは実は非常に嗅覚に優れた魚で、その鋭さは犬と同じかそれ以上とさえ言われています、
この嗅覚は餌を探す時に大活躍します、ウナギの餌は小型の昆虫やエビ、カニなどがメインです、
嗅覚を使って生きた餌を捕らえて食べますが、時には餌の死骸を食べることもあります、
嗅覚は海のドロに埋まった死骸も上手に見つけ出す時にも活用されます、
とある養殖場では、目を怪我して視力を失ったウナギでも、問題なく大人になったという報告もあるほどです。
 

ウナギも鱗を持ってる

ウナギは他の魚と違って、身体の表面に鱗がないので、
ウナギは鱗を持ってないと思われる方も多いかと思われますが、
ウナギの鱗は皮膚の内部に埋め込まれており、表面から見えないだけで、
実はちゃんと鱗を持っています、鱗は身体全体を覆っていますが、
一つ一つに鱗はとても小さく、身体全身に6万枚以上もの鱗が張り付いているそうです。
 

大人と全然似てないウナギの赤ちゃん


ウナギの赤ちゃんはレプトケファルスと呼ばれており、
月桂樹の葉っぱの様な、薄くて平べったい姿をしていて、
見た目は大人のウナギとは似ても似つかない格好をしています。
 
長年ウナギの赤ちゃんは何を食べているのか謎に包まれていて、
ウナギを完全養殖することはとても難しいと言われていましたが、
近年ウナギの赤ちゃんはプランクトンの死骸を餌にしていることが判り、
ウナギの完全養殖への道に希望の光が見え掛けています、
将来ウナギの養殖が盛んになれば、スーパーで安価に購入できる時代が来るもかもしれません。
 

デンキウナギは他人の空似?

ウナギと言えば、身体から電気を放つデンキウナギも印象的です、
ですがデンキウナギはウナギと名前は付くものの、
ウナギとは全く別の種類で全く関連はありません。
 
デンキウナギは家庭用コンセントの約8倍の電圧で周囲に電流を流すことが出来、
この電流を使って、餌となる小魚やカエルを気絶させ、狩りに役立てています。
自分自身が感電しないよう、身体の表面は絶縁体である厚い脂肪で覆われています、
その脂肪分の多い肉質の味はまろやかで意外と美味なのだそうです。
 

ウナギの持つ恐るべきパワーまとめ

ウナギは他の動物が持っていない素晴らしい特技を沢山もっていることが、
ご理解いただけたかと思います。
 
筆者としては早く養殖技術が発達して、安い値段でウナギが喰えないものかと、
切に願っております。結局食べ物の話で締めておりますが・・・


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