五本の腕と無数の足を持つ恐るべき生き物とは

tetete
スポンサーリンク

海の中には私達の想像も付かないような不思議な生態を持つ生物が沢山います、
五本の腕と身体中に無数の足を持ち、海の中のあらゆる動物を丸呑みするといわれる、
聞くに恐ろしい動物も存在しています、今回はそんな海中動物の謎に迫ります。
 

五本の腕を持つ不思議な生物とは

その動物は棘皮動物に分類され、身体は星型の形をしているものが多く、
身体の裏側に無数に生えている管足と呼ばれる足をつかって海中を移動します、
勿体ぶりましたが、その動物の正体とはヒトデのことです、
 
ヒトデはデフォルメされたイラストでは度々、五角形の身体を
こんな風に手足と頭に当てはめて描かれることがありますが、
hitode
あの五角形の先端は全て腕に当たります、
そしてヒトデの足は身体の裏側全体に生えた無数の管足がそれに当たります、
この足を使って地面に張り付きながら這うように移動します、
間違っても二本の腕を使って二足歩行をしたりはしないのでご注意を。
 

ヒトデの餌とその食事方法とは

ヒトデは海では成功している動物の一つで、全世界に二千種以上のヒトデが存在しています、
そのヒトデの多くは雑食性で海藻などはモチロンのこと、貝類やウニ、イソギンチャク、
魚の死骸や糞(マリンスノー)、はたまた生きた魚やエビ等を捕らえる主種もいます、
言ってしまえば、ヒトデは海の中の殆どの生物を餌として食べることが可能です。
 
ヒトデの餌の食べ方は大きく分けて二つあります、
一つは冒頭でも述べたとおり捕食対象を丸呑みする食べ方です、
ヒトデの口は身体の中央の裏側にあります、ヒトデの口の周りの骨格は自由自在に伸縮でき、
自分よりも身体の大きい相手でも易々と飲み込むことが可能です。
 
もう一つの食べ方は胃を体の外に出し、体外で直接消化する食べ方です、
身体の外に内臓を出すと効くとグロテスクですが、
胃を食べ物に貼り付けるだけで良いので、相手を丸呑みにする必要が無く、
少しでも隙間があれば胃を滑り込ませて消化することが出来るので、
クジラの死骸などの巨大な獲物を消化するときや、
貝類など貝殻に守られた獲物を食べるときに便利で、
丸呑みにする方法よりも豊富な栄養源を取り入れられるのが特徴です。
 

逆にヒトデは食用に出来るの?

ヒトデは私達人間が養殖したウニやホタテ、アワビも食べてしまうので、
一般的には害獣とされています、また数が多く増えやすいため駆除も一苦労です、
 
ヒトデはウニと同じく棘皮動物なので、捕まえて食べてしまえばいいじゃないか、
と考える方がいらっしゃるかもしれません、確かにヒトデは茹でれば中身を食べられますが
ウニとは違い味に少々エグミがあり、あまり食用には適していません。
 
また鉛などの有毒な金属を身体に持っている種類が多く、
食べられないヒトデも多いので要注意です。


スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る