伴侶動物の定番中の定番で、ヒトの身近な存在であるインコ、
インコを飼っている方は体験したことがあるかもしれませんが、
時折インコは、驚くほどヒトに似た行動をすることがあります、
今回はそんなインコとヒトが持つ共通点についてご紹介していきます。
インコは色を判別できる
インコはヒトと同じく、様々な色を識別できる目を持っています、
更にヒトには識別できない紫外線なども見ることが出来、
むしろヒトよりも高い視覚を持っていると言えます、
ヒトは進化の過程で一度色覚を退化させた後、もう一度色覚を獲得しているので、
元々色覚を持っていたインコにはどうしても劣ってしまうのです。
またインコは人間と同様に二つの目が前についているので、
モノの距離感を掴むことにも長けています。
気持ちいいと顔がにやける
インコは人間ほどではありませんが、非常に感情豊かな動物で、
その感情は顔にもよく表れます、顔を撫でられて気持ちいいときはなど、
インコの下のまぶたが上がって、目が緩みにやけているような表情になります、
インコなどの鳥類や爬虫類は瞼が下から上に閉じるので、
人間とはまた違った表情を見せてくれるのもインコの魅力の一つです。
インコは嫉妬深い
インコは飼い主から撫でてもらったり、餌を貰ったりすると喜びます、
ですが飼い主がインコの他にも動物を飼っていて、
自分よりもひいきされている動物がいることを知ると、
インコは飼い主に反発して噛み付いたり、他の動物をいじめたりします、
他の動物のケージにこっそり侵入して、どんな餌を貰っているのか、自分よりもケージが広く、
相手が特別扱いされていないかを等を確認したりする嫉妬深いインコもいます。
中にはパソコンなどの無機物に嫉妬して飼い主に噛み付くインコも・・・
ですが嫉妬するということは、それだけ飼い主のことが好きである裏返しでもあり、
インコの飼い主への愛情はとても深いものであることを思い知ります。
インコはヒトとコミュニケーションを取りたがる
インコはヒトの声を真似する行為がとても有名だと思います、
この行為を行う最大の理由は、インコがヒトと親密になりたい気持ちを持っているからです、
元々インコは群れで暮らす動物なので、鳴き声などを通じ仲間とコミュニケーションすることが得意です、
飼い主を仲間と認識すれば、群れの仲間と同じようにコミュニケーションを取るため、
飼い主の声から人間の言葉を学習し、声を真似ようと努力してくれるのです。
それも一重に飼い主への愛情の深さの表れでもあります、
インコによっては声が聞きたいが為に、飼い主の方に止まって口元に耳を向ける子もいます、
インコは鳥類の中でも特に声帯が発達していて、舌や息の強弱を自由自在に調整して、
変幻自在な声を出すことが出来ます、この声帯があるからこそヒトの声を真似れるのですね。
遊んで欲しいとせがむ
インコの中には自分のオモチャをわざわざ飼い主のところの持ってくる子もいます、
これは飼い主と一緒に遊せばもっと楽しいことを知っている為にする行為で、
飼い主と遊んで欲しいというせがんでいる気持ちの表れでもあります。
インコの足にも皺がある
ヒトの掌には掌紋と呼ばれるシワがあります、
一般的には手相と呼ばれていて、手相占いに使われることが多い掌紋ですが、
これは元々、樹上で暮らしていた私達の祖先が木から滑り落ちないよう、
滑り止めとしての発達させてきた身体の機能なのです、
インコも樹上で暮らす動物であり、ヒトと同様に枝を掴む足に掌紋を発達させました、
インコの掌紋は足にしかないので、インコで手相占いは出来ませんが、
各インコごとに掌紋の形は少しずつ違っていて、人間の掌紋同様に千差万別などです。
撮影者:MaRiNa