癒し系猛禽類ミミズク

hukurou
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撮影者:Gellinger

タカやワシ等のと同じ猛禽類でありながら、大きくまん丸な顔に、円らな二つの瞳、
どこかひょうきんな顔が魅力的で、翼を広げれば猛禽類としての凛々しさも兼ね備えていて、
ペットとしても人気の高いフクロウ、今回は彼らの生態や生活についてピックアップしていきます。
 

地面の下がマイホーム!?地中に住むアナフクロウ

さてフクロウと言えば月の出た夜中に木の枝に止まってホーホー鳴いているイメージが強いですが、
フクロウの種類はとても多く中には私達のイメージと、かけ離れた生活をしているフクロウもいます。
 
アナフクロウはそんな私達のイメージを清清しいほどに裏切ってくれます、
彼らは住処は何と地中の中、地中が彼らのマイホームなのです、
とは言ってもアナフクロウという名前に似合わず、自分で穴を掘ることは滅多にありません、
かつてプレーリードッグが住んでいたけれど、今は使われなくなった洞穴を自分の住処として、
再利用することが殆どです、とは言え自分で巣を作らないフクロウは決して珍しい訳ではなく、
木に住むフクロウもかつてキツツキなどが使っていた巣穴を拝借した固体が殆どです、
住居に関して彼らは基本的に他力本願のようです。
 

視覚に優れる夜のハンターフクロウ

フクロウの目は人間よりも遥かに優れてます、目が正面についていることからわかるように、
彼らは肉食性の動物で、ネズミやヘビなどの小型の小動物を遠距離から捕らえます、
また彼らの殆どは夜行性ですので、夜でもしっかり見える様に目を進化させて来ました、
フクロウの目が大きいのもこれが理由で、目の中に最大限に光が取り込めるようになっています、
また取り込んだ光は目の中で再度反射させ、実際よりも明るく物を捕らえることが出来ます、
フクロウの目が赤く光っているのはそれが理由で、フクロウは人間も約百倍も夜目が聴くといわれています。
 

フクロウが仕切りに首を動かすのは何故?

しかしいかに視覚が優れていても、闇夜の狩りをする以上全く光が無い場面もあります、
ちょっとでも光があればよいのですが、光が全く無いとさすがのフクロウも満足に物が見えません、
そんな時彼らは視覚の代わりに鋭い聴覚を使って狩りをします、
フクロウの聴覚も非常に優れていて、聴覚だけでも獲物の正確な場所や距離がわかります、
 
ぱっと見わかり難いですが、フクロウの顔の左右に耳をもっていて、
左耳と右耳に届いた音の時間の差で距離を測っています、左右にほぼ同時の音が届けば正面に、
左に先に届けば左側に、右に先に届けば右側にいることがわかります、
彼らがしきりに首を動かしているのは、相手の方向や距離を掴むために行っているのです、
 

フクロウの耳の上下左右に少しずれている

実はフクロウの耳は左右対称についているわけではありません、
右耳のほうがわずかではありますが、左耳よりも上にあり、角度も少し上向きについています、
これも音を頼りに相手の正確な位置を判断するためにフクロウが進化した証です、
 
もし左右の耳が同じ位置についている場合、相手との距離は音の大小で判断するしかありません、
しかし相手が正面にいた場合でも、わずかながら左耳と右耳で音が届く時間に差が出ます、
このわずかな届く時間の差で、相手との正確な距離を掴むことが出来るのです、
耳が上下左右に少しずつずれているのは、相手の方向と高低差を正確に掴むための工夫なのです。
 

フクロウとミミズクの違いは?

フクロウとミミズク、よく似た動物だけど違いがはっきり答えられる方は少ないのでしょうか、
フクロウは頭がまん丸で、ミミズクは頭に耳の様な羽があると答える方がいますが、
シマフクロウの様に、頭に耳羽があるフクロウもいる為、正確な答えではありません。
ちなみに下の動画のフクロウがシマフクロウです、立派な耳羽がありますね。

 
フクロウとミミズクどちらもフクロウ科の動物で、英語ではどちらもオウル(owl)と呼ばれます、
実はフクロウとミミズクを分けて名づけているのは日本だけで、分類学上は深い違いはありません、
ミミズクは日本だけが使うフクロウの俗称なのです。
 

ペットとしても人気なフクロウ


その魅力的な風貌で飼い主にも良く懐き、ペットとしても人気の高いフクロウですが、
彼らを飼育中々大変で結構な覚悟が必要です、
ある程度の広さと高さ、清潔さがなければ彼らにとってストレスになり、
相応の広さを持った家に住むことが前提になります、
またフクロウ達ももちろん鳥類の仲間なので、おしっこやうんちは基本的にフリーダム、
トイレのしつけが根本的に出来ないので、毎日の掃除は欠かせません、
軽い気持ちで買い始めても、存分に彼らを愛することは難しいのです。
 

癒し系猛禽類フクロウのまとめ

フクロウのハンターのしての素質や、一風変わった家にすむフクロウをご紹介しましたが、
如何だったでしょうか、フクロウの人気は高くフクロウカフェと呼ばれる喫茶店もある程ですが、
ペットとして飼うことも不可能ではありませんが、飼育するのは非常に大変です、
筆者も飼いたいと思ったことがありましたが、環境的に難しく見るだけで満足してます、
動物を飼うということには、それ相応の覚悟と資金力が必要なのです・・・


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